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【目次】


{メイナ物語前夜 あらすじ}

ちょっとドジだけど、とても心優しいシスター
メイナ

今日も、『祈れ、そして働け』の教え通りの
日常を過ごしていたメイナだが
山菜採りに山へ行ったとき、ある存在と出会う。

その出会いが、メイナの運命を大きく変えることを
まだ彼女は知らない。


『三賢者物語 メイナ物語前夜 其の一』
http://khaost2.blog96.fc2.com/blog-entry-100.html


『三賢者物語 メイナ物語前夜 其の二』
http://khaost2.blog96.fc2.com/blog-entry-101.html


『三賢者物語 メイナ物語前夜 其の三』
http://khaost2.blog96.fc2.com/blog-entry-104.html


『三賢者物語 メイナ物語前夜 其の四』
http://khaost2.blog96.fc2.com/blog-entry-106.html


『三賢者物語 メイナ物語前夜 其の五』
http://khaost2.blog96.fc2.com/blog-entry-109.html




【三賢者物語 メイナ物語前夜(FC2小説バージョン)】

http://novel.fc2.com/novel.php?mode=tc&nid=794

メイナ物語前夜其の一から、其の五までを纏めて
FC2小説の規格に合わせて、再構成してみたモノ。

誤字などの修正もしてますので、当ブログの方で書いてるモノより
少しだけ、読みやすくなってると思います。

続きを読む »

異世界よりの使者 ~そして序章へ~


――――メイナとドラゴン達の活躍により、魔物の群を撃退した日より
一週間が立った。

もはや、国中の英雄となったメイナに、より祝勝パーティーのお呼びが
かかる。

最初は断るメイナであったが、再三の使者の訪問と
民が待ち望んでいるという言葉に、しぶしぶペドランと連れ立って行くことになった。

「お城のパーティーなんて、生まれて初めてで緊張しますぅ~」
「大丈夫だよ、僕が側にいるから」

王より贈られた、豪華な装飾のパーティードレスを纏ったメイナ
ペドランは、城の中庭に設けられたパーティー会場に降り立つ。


救国の英雄、メイナ様の御成~り~~~――――


「おお、メイナ様がドラゴンを引き連れて現れた!」
「まあ、なんて凛々しいお姿かしら!」
「あのような強そうなドラゴンを従えるとは!」



熱烈な歓迎を受ける両名であったが、ペドラン
彼らの言いっぷりが気に入らない。

「……なんなんだ、あの言い様は。 魔物と直接戦ったのは僕達ドラゴンなのに」

ふくれるペドランを慰めるメイナ

「ペドランの活躍は、私がよう~く知ってますから」
「―――メイナぁ~~~」

そんな両名に、が告げる。

「メイナよ、この度はドラゴンを説得し、国を救った功績、大義であった」
「戦ったのは、ドラゴンさん達ですぅ~」
「ささ、メイナ様こちらへ。 民は皆、救国の英雄の御姿を一目見ようと集まっておりますぞ」

ドラゴン達の功績について触れたメイナの言葉を遮るように
側近がメイナをバルコニーに連れて行く。

「おお、メイナ様だ!」
「この国を救って下さった、慈悲深き勝利の女神様だぁ!」
「きゃー、なんて凛々しい御姿なのかしら!」


城の外に集まった群衆の、メイナを称える声は絶叫に近い。
こんな大勢の人の前に立つ事などなかったメイナは、その雰囲気に圧倒されていた。

そうして一通り、民へのお披露目を済ませたメイナは、ぐったりしていた。

「ううぅ~、私凛々しくなんかないですぅ~」
「大丈夫?」

ペドランが頬擦りして、メイナを慰める。

「メイナ様、王が謁見の間にてお待ちしております」
「じゃ、僕も」
「誠に残念ながら謁見の間はペドラン様が入れる程大きくはありません。
失礼ながら、こちらでお待ちを」

「でも……」
「ペドラン、私は大丈夫ですぅ~」

少し潤んだ目でメイナを見つめるペドランを諭し、メイナは謁見の間に赴いた。


――――謁見の間。

「メイナよ、町を追い出されたと聞くが、どうじゃなこの城に住む気はないか?」
「ええっ! む、無理ですぅ。 こんなのが毎日続いては気が休まりませんですぅ~」
「ははは、毎日続けばその内なれると言うモノ。 まあよい、もう少し考える時間があってもよいだろう」

断ろうとするメイナを上手くいなす王。

「さて、わしはまだやらねばならぬ事がある。 君はこの後の祝勝パーティーを楽しむがよかろう」

正直、もう帰りたい気持ちで一杯のメイナだったが、王の誘いを無碍に断るのも
気が引けたメイナは、祝勝パーティーに出席する。

メイナを褒め称える貴族や騎士達に囲まれ、その対応に四苦八苦しているメイナを見て
事実上かやの外におかれたペドランは、非常に不機嫌になっていた。

そんな事も露知らず、王子がメイナにプロポーズを始めた。

「メイナ、勇敢で美しい君よ。 僕と共に城で暮らしませんか?」

城では女好きと臣下に影口を叩かれている、プレイボーイな王子は早速口説きにかかる。

「あのぅ~、私、もう結婚してるんですぅ~」
「なんと! 相手は貴族? 騎士? それとも平民ですか?」
「いえ、そこに居るペドランですぅ~」

口説く事に夢中になっていた王子は、彼女の後ろの方で睨んでいるペドラン
ようやく気が付いた。

ペドランはその目を見るだけで、殺されそうな程の殺気を放っていたのである!

「あ、ああ、いやぁ~、おめでとう!! ぼ、僕は用事を思い出したので失礼するよ!!」

生きた心地のしない王子様は、そそくさと立ち去った。


―――その後パーティーを途中で退席し

城から里に帰ろうとしていたメイナとペドラン。



その前に、何処かの姫様かと思うような、高貴でありながら優しい雰囲気を纏った女性が
一人の女騎士を連れて、現れたのである。

「この世界を救った英雄、メイナ様、そして彼女と共に歩みしペドラン様。 今日はお願いがあって参りました」
「……はい?」

いきなりの申し出に、戸惑うメイナペドラン

「私の名はマナ(仮)。 この世界とは違う所からやってきた者です」
「……異世界から?」

その言葉にペドランが反応する。

「はい。 私達の世界{エデン(仮)}が、未曾有の危機に瀕しています。
どうか、御二方の力をお貸し願えないでしょうか?」

「そんな事いきなり言われても…むぐぅ!」

相手の真摯な表情に、何か感じ入るものがあったのか
文句を言おうとしたペドランの口を塞ぐメイナ

「えっと、それってぇ~、ピンチ! って事ですかぁ~?」
「はい、大々ピンチ! です」

しばらく、マナの瞳をじっと見つめていたメイナは、一度何かに頷いた後
新たな運命の始まりを告げる言葉を発した。

「わかりましたぁ~。 私達で力になるのでしたらお助けしますぅ~」


ええっ~~~~!!


隣で驚いてるペドランを余所に、メイナは決意してしまった。


さて、異世界の使者より導かれし、両名の運命や如何に?


――――そして、舞台の幕は開かれる。



三賢者物語(仮) メイナ物語前夜 完。

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テーマ : ゲーム製作 関連 - ジャンル : ゲーム

メイナ&ペドラン



英雄


ペドランメイナの結婚から、三ヶ月程が過ぎた。

ドラゴンという生き物は元来、人よりも純粋で聡明な生き物である。
そして、メイナは、如何なるモノに対する偏見を持ち合わせない純粋さがあった。

『類は友を呼ぶ』ではないが、メイナペドランの出会いは
ある意味、必然だったのかもしれない。

両名は誓いの言葉通り、良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も
病める時も健やかなる時も、共に歩み、生きていた。

共にピクニックに行ったり、他のドラゴンがメイナにちょっかいを出してきたり
それをペドランが追い払ったり、友竜達を呼んでメイナが料理を振る舞ったり。

他の誰とも違う道を歩む彼らではあったが、そこにあるのは
何処にでもある、夫婦の日常の風景だった。

種族が違うからといって、愛し合う二人が行う営みは大きくは変わらない。

今では里の大竜達の理解も得られ、時々彼らの話し相手になるほど
メイナは里に溶け込んでいた。



――――そんなある日、ドラゴンの里にメイナの国の王から使者が来た。



俗世から離れていたメイナの知らない所で、災厄が起きていたのである。
いや、それは、メイナがこの里に来る前に既に始まっていたのだ。

「ドラゴンの長老よ、我らの世界に異世界の魔物が侵攻を開始しました。 どうか御力をお貸し願えないでしょうか?」
「なるほど、メドナの村を滅ぼしたのは、彼らの先遣隊と言った所か。 しかし、その容疑者に仕立て上げられた
我らが貴公らに手を貸す義理はないと思うが」

「その件は、民衆が勝手に噂しただけの事です。 王の意思ではございません」
「ドラゴンは、只、ドラゴンの為に存在する。 人の身に降りかかった火の粉は人の手で振り払うのがよかろう」
「彼らはこの世界を狙ってるのですぞ!」
「我が里に危機が及ぶというなら蹴散らすまでだが、そこまで無謀ではあるまい」

長老は、王の要請を断ったのであった。

使者は帰り際に、メイナに面会を求める。
ドラゴンと結婚したメイナの噂を聞いての事である。

「メイナ様、どうか我らに力を貸すよう、長老を説得して頂けませんか?」
「ふん、自分らでメイナを追い出しておいてそれか。 つくづく自分勝手な連中だね」
「ペドラン、やめてください」
「でも……」
「わかりました、自信はないけど説得してみますぅ~」
「おお、ありがたい。 吉報を期待しておりますぞ!」

使者が帰った後、ペドランメイナに問うた。

「君はもう彼らとは関係のない人間だ。 手助けする義理はないよ」
「ペドラン、彼らも人なら私も人なんですぅ。 とにかく、長老さんにお話してみますぅ~」



――――そうして、メイナは長老と対面する。



「おおかた、先程の使者に頼まれてわしの説得に来た、と言ったところかね」
「はい、どうか御力をお貸し願えないでしょうか」
「メイナ、君が此処に来てから、私は遠い所から君を観察してきた。
無邪気で偏見を持たず、誰に対しても優しく接する君は、私が今まで見てきたどの人間とも違う」

「しかし、メイナ、猜疑心から君を追い出すような彼らを何故助けたいと思うのだ?
同じ人間だからか?」

「私は苦しんでるモノが、人であれドラゴンであれ、見るのはつらいですし
喜んでるモノがドラゴンであれ、人であれ、見てると心がぽかぽかと暖かくなるのですぅ~」


長老はしばし、メイナの瞳をじっと見つめた後、突然笑い出した。

「……ふ、ふははは、人も我らも同じと言うたかメイナよ!」

その言葉の何処が気に入ったのか、それまでの態度を変えてメイナに告げた。

「よかろう、この世界の守護者として、この世界で共に生きるモノを助けよう」
「ほんとに、ありがとうございますぅ~!」



――――ノサエス。



メイナが住んでいたこの町も、戦火に包まれていた。
人々が逃げまどい、兵士が絶望的な戦いに身を置いている。

この世界で、このような形で、大規模に魔物が現れたのは
有史(人が記録を残し始めて)以来である。

人と人の争いに特化してきたこの世界の軍隊は、異世界の魔物には為す術がなく
次々と散っていく。

またもや、町を捨てて後退を余儀なくされそうな時、彼らは現れた。

「ドラゴンだと!? 馬鹿な、何故人間の味方をする?!」

この魔物の群のリーダー「エギルド」が、ドラゴン達に問いを発した。
その問いに答えたのは、ペドランである。

「だって、魔物より人間達の方が面白いからね」
「!?」

その答えは予想外のモノだったらしく、しばし呆然と立ち尽くす。

魔物達はしばらくドラゴンと戦っていたが、そもそも彼らの存在強度は
ドラゴンに遠く及ばず、まとまな戦いにすらなっていなかった。

やがて、気を取り戻したエギルドは撤退を開始した。

「賢明な判断だな、おかげで双方の被害が少なくてすむ」
「はい、魔王クラスの存在強度を持つ者がいなかったのも幸いでしたな」

長老とその補佐役が言葉を交わす。



―――かくして、メイナの国は魔物の侵攻から守られた。



その功労者であるメイナは、救国の英雄として扱われた。

英雄メイナ、勝利の女神メイナ、人々を救った慈悲深きメイナ。
人々は、口々にメイナの偉業を称えた。
(しかし、ドラゴン達の功績を称える者はいなかった)

こうして町の厄介者として追い出されたメイナは、一躍時の人となったのであった。



しかし、彼女の数奇な運命は、これで終わった訳ではなかった。


またしても彼女の知らない所で、新たな舞台の幕が開こうとしていたのである―――。




次章に続く。

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テーマ : 日記・雑記 - ジャンル : ゲーム



メイナが、このドラゴンの里に来て、はや一ヶ月が過ぎた。

最初、この里で暮らす唯一の人間として、警戒されていたメイナだったが
好奇心旺盛な子供のドラゴン達は、里では珍しい人間に興味を示し
メイナの周りに寄り集まる。

そんな子供のドラゴン達を怖がるところか、人の子供をあやすように
昔話を聞かせてあげたり、料理を作ってあげたりするメイナ
たちまち人気者になるのであった。

「ねぇ、メイナ! 今度僕の巣に遊びにおいでよ!!」
「この間の料理凄く美味しかったよ、まだ作ってくれる?」
「メイナが困ってるだろ! あんまり近寄らないでくれないか!?」

里の人気者になったメイナを見て、最初は共に喜んでいたペドランであったが
最近、どうも自分以外のドラゴンがメイナと仲良くしてる所をみると堪らなくなる時がある。

そんなもやもやした感情を彼の友竜は、ただ一言で言い表した。

「それって、恋なんじゃない?」


―――恋!!


その言葉も意味も知っていたが、今の今まで彼は体験した事がなかったが故に
その気持ちを別の誰かに指摘されるまで気が付かなかったのである。

ガツーンとした衝撃に、ペドランは立ち尽くした。


これが……恋!!


メイナに出会った頃より大きくなったとはいえ
ペドランはまだ、子供なのである。

人よりも長い時に耐えうる存在強度を持ち、知識量で言うならば並の人間の大人でも
敵わない程であるペドランだが、彼はやはり子供であった。

自分の気持ちに気づいたペドランは、悩んだ。

恋、しかし、メイナは違う種族だ。
実ることのない恋なはずだ。

そんな悩んでいるペドランに、友竜はまだしても衝撃の一言を告げた。

「愛があれば、種族の壁なんて問題にならないって、どこかの本で読んだよ」


…………愛!!


クワッ! と目を見開き、目の前に置かれた衝撃の言葉を飲み込んだペドラン
まるで、何かを悟ったような気分になった。
(補足するが、この友竜、この時人間の恋愛モノの小説にハマっていた)

またもや自分の気持ちに気づいたペドランは、メイナの気持ちが
知りたくて堪らなくなり、飛んで帰ったのであった。

「メイナ! メイナ!」
「どうしたんですかぁ~? そんなに慌てたりしてぇ」
「あのさ、メイナ、僕の事どう思ってる?」
「大好きですよ~」



……大好き!?




――ペドランは思った。
もう死んでもいいや。



―――ペドランは思った。

種族の壁なんて、の前にはなんて脆いんだろう。




――――ペドランは思った。

これはもう、結婚するしかない!!




一体どういう思考回路をしてるとこうなるのか、いささか性急が過ぎる感じではあったが
それが「青春」というモノなのだろう。

横では、だって色々親切にして下さいますし、ここに連れて来てくれたのもペドランさんですし
などと、メイナが回想しながら感謝の言葉を述べてるが、ペドランの耳には届いてなかった。

「メイナ!!!」
「はいぃっ!? な、なんでしょうぉ~」


「僕と、結・婚してくれないかっ!!」



そのあまりの迫力と、今まで受けた恩を思ったのか、メイナはうなずいた。




カラン~コロン~、カラン~コロン~♪




――――まだ、式を挙げてもないのにペドランには鐘の音が響いていた。




ああ、偉大なる青春バカ万歳! である。

もっとも、人間とドラゴンの結婚なんて前代未聞だ。

里の大竜達は、ペドランに思い留まるように説得したが
只今、絶賛青春中ペドランの意思を変えることなど、誰にも出来なかった。

ほどほど困り果てた大竜達であったが
まあ、一過性の激情だからその内目が覚めるでしょう、と放置を決定する。


――――こうして目出度く、二人の障害は取り払われたのであった!!


もう二人の突進を阻むモノは存在しない。
(もっとも、突き進んでるのはペドランだけな気がしないでもないが)

ドラゴンの里に、時々物々交換にやってくる命知らずの
マクナドの商人から、ドレス一式を手に入れたペドラン

―――そうして、運命の時はやってきた。

町の教会で式を挙げたい気もしたが、古来よりドラゴンは人に恐れられる存在だ。

だから、式は、二人のお気に入りの森で行われた。

「えっと、汝らペドランとメイナの両名は、良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も
病める時も健やかなる時も、共に歩み、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますかぁ~?」


誓いの言葉は、シスターであったメイナが紡ぐ。

「僕、ペドランは、メイナを生涯の伴侶と定め
この命ある限り彼女を愛し、生きることを誓います」


その言葉、その表情を、うっとりとした面持ちで受け止めたメイナ
誓いの言葉を口にする。

「私、メイナは、ペドランさんを生涯の伴侶と定め
この命ある限り彼を愛し、共に生きることを誓いますぅ~」


しばらく、真剣(本人達的)に互いを見つめ合う二人。
そして、ペドランの人生の伴侶となったメイナが口を開いた。

「ほんとはぁ~、指輪を渡すのが正式なんですけどぉ~……」

言葉を続けようとするメイナの口を、ペドランキスで塞ぐ。

「ほんとうに大切なモノは、形の無いモノだって僕たちは知っている。
だから、そんなモノは必要ないよ」

「……はい、ペドランさん、不束者ですがどうぞよろしくお願いしますぅ~」
「もう二人は夫婦なんだから、さん付けで呼ばなくていいよ」
「……ペドラン」
「……メイナ」


――――此処に、二人の新たなる運命の歯車は回り出した。



人とドラゴン、前代未聞の二人が歩む道はやはり

前人未踏な道なのであろうか――――。




次章に続く。

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テーマ : ゲーム製作 関連 - ジャンル : ゲーム

転機

そこには、怪我をした子供のドラゴンが弱々しく声を上げていた。

「まあ、大変ですぅ~」

慌ててドラゴンの近くに寄って行ったメイナは、癒しの言葉を唱え始める。

「……あ」

少し苦しげに呻いていたドラゴンの表情が少しずつ和らいでいく。
しばらくして意識がはっきりしたドラゴンは、少女を見て驚く。

「…ん、人間?」
「わたしはぁ~、メイナですぅ~」
「……!?」

何かに驚いたドラゴンが発した言葉と、メイナの言葉が重なる。

「君、僕らの言葉が分かるの?」
「ドラゴンさんってぇ~人の言葉も話せるんですねぇ~」

「…………」

しばし、沈黙が訪れた。

「……ひょっとして、長老が話してた特殊な能力を持って生まれた人間?」
「?」

「あ、ごめん。 助けて貰ったお礼がまだだった」
「僕の名前はペドラン。 変なモノは食べるなと言われてたのに、うっかり美味しそうなモノ食べて飛んでたら
一瞬意識が薄れて、落っこちてしまってたんだ。 怪我を治してくれてありがとう」

「いえいえ、どういたしましてぇ~」

二人はしばらくの間たわいのない会話を交わす。

どうもペドランは、自分を助けてくれた少女に興味を持ったようだ。
見た目は少女より大きなペドランだが、まだまだ好奇心旺盛な子供なのである。

「ねぇ、まだ会いに来ても良いかな?」
「はい、わたしはぁ~時々山菜採りに来てるのでその時でよろしければぁいいですよぉ~」
「そっか、……じゃ、またね」
「またぁ~ですぅ~」

――――ドラゴンとの偶然の会合。

それは、メイナの気が付かない所で、今までの日常から
別の日常に踏み入る切っ掛けになっていたのであった。

それからというもの、メイナとペドランは時々山で会い
共に話をしたり、共に遊んだりしていた。

メイナを背中に乗せて、空を飛んだり
木陰で休みがてら、メイナがペドランに童話を語り聞かせたり
二人は種族の違いなど、まったく気にせずに友情を深めていった。

そんなある日、事件は起こる。

「おい、聞いたか? メドナの村が何者かに滅ぼされたらしいぜ?」
「ああ、なんでもドラゴンの大群に襲われたそうだ」
「ええ! 確かここの近くの山にドラゴンの里があったわよね?」
「今までこんなことはなかったのだが……」
「馬鹿言え、奴ら人間じゃないんだ。 何をしてもおかしくねぇよ」


メイナの住む町の、かなり離れた山奥の村が
一夜にして廃墟と化したのである。

人々はドラゴンの仕業だと噂し合い、その噂は
やがて国中に広がった。

人々の間でドラゴンに対する恐怖が広がっていく。

「おい、メイナって子がドラゴンを助けたらしいぜ?」
「なに? じゃそいつがメドナの村を襲ったんじゃないか?」
「あの子が、ドラゴンなんかを助けなければ……」


ドラゴンを助けた上に、ドラゴンとよく共に過ごしてるメイナに疑惑の目が
向けられる事になってしまう。

シスターマムは、彼女にドラゴンと遊ぶのを止めるよう忠告したが
メイナは断ってしまった。

「ドラゴンさん達はぁ~とても賢くて優しい方達なんですよぅ~」
「ペドランさんはぁ~自分達じゃないと言ってましたぁ~」


人々の中で、ドラゴンに対する恐怖と怒りが高まっていた時に
メイナの失言は致命的だった。

何よりメイナが、ドラゴンの言葉を理解するという「異能者」であった事が
人々の恐怖と怒りを増してしまう結果になったのだ。

とうとう、メイナは町から追い出されてしまう事になる。

町から追放されるメイナに向かって祈っていたシスターマムの祈りは
果たして、誰に向けられたモノだったのだろうか……。

「はぁ~困りました。 わたしは何処に行けばいいのでしょう?」

道の途中で途方に暮れていたメイナの前に
ペドランが舞い降りる。

事情を聞いたペドランは非常に申し訳なさそうな表情になる。

「ごめん、そういえば人間って猜疑心の強い生き物だって聞いていたのを忘れていたよ。
きっとメイナは特別なんだろうね……」

「そんな事ないと思いますぅ。 皆さん、村が襲われた事で気が立っているだけだと思いますぅ~」
「……メイナはホントに優しい子なんだね」

何か眩しいモノを見るような目をしたペドランは、メイナの運命を変える言葉を口にした。

「ねぇ、メイナ。 僕の里に来ないか?」
「えぇ! 良いんですかぁ~? 確か長老さんは人間嫌いだって……」
「長老だって話のわからない方じゃない。 それに君は僕の命の恩人だ。
きっと、大丈夫だよ」

「……でもぉ~」
「ドラゴンと一緒に暮らすのは嫌かい?」
「ううん、そんなことはないですぅ。 ペドランさんはとても優しい方ですし」

少し、思案に暮れたメイナであったが、しばらくして彼女は決心した。

「わかりました。 ペドランさんの迷惑にならないのであれば、どうぞよろしくお願いしますぅ~」
「よかった! うん、じゃ決まりだね。 僕の背中に乗って」
「はい、失礼しますぅ~」

喜び勇んで、メイナを連れ帰ったペドランは
長老に根気強く、メイナに対する恩義を訴え
その熱意に、とうとう長老も折れたのであった。

――――こうして、メイナはドラゴンの里で暮らすことになるのであった。

続く。

追記
カテゴリ追加で、三賢者物語(仮)企画に設定したのに
勝手に、企画シナリオ一部公開等に、移動してました。

まだ、問題が起きるようなら、カテゴリ「基本」に移したいと思います。

さらに追記します。
文字に色を割り振りました。
最後ら辺を少し書き出しました。

更に、少し修正しました。(2007/09/22)

テーマ : 日記・雑記 - ジャンル : ゲーム

メイナ


メイナの章


ぽかぽかと、暖かな日差しが窓から差し込んでいる。
適度に涼しい風がカーテンを揺らす。

窓の近くのベットで寝ている少女は気持ちよさげだ。
枕を抱きしめ、むにゃむにゃ言ってる仕草がたまらなく可愛い。


そんな少女が寝ている部屋のドアが、ゆっくり開かれた。


ふわっとした柔らかい空気が一変し、何やら不穏な気配が漂いだした。


「……う~ん」


その気配に影響されたのか、少女が悪夢でも見てる表情になる。


くだんの人物が、少女のベットに近づく。
彼女は、すぅーっと息を吸い込むと


「シスターメイナ! いつまで寝てるのです!!」
「ん、ひゃあっ! すみませんすみ……」


ゴッ!


「っ!! イタイいですぅぅぅ」


突然の声に驚きベットから飛び起きたメイナは
その勢いのまま、ベットの縁に頭を思いっきりぶつけてしまいうなだれた。


「シスターメイナ、いくら良い天気だからといって、朝寝坊とは弛んでいますよ」
「す、すみませ~ん」


シュンとうなだれるメイナ。


「さ、早く起きて、今日の日課をこなしなさい」


シスターマムが、退出後、メイナは身支度を調える。


「ううぅ、ようやく最近怒られる事が少なくなってましたのにぃ~」


などとぼやきながら、メイナは身支度を調えるのであった。


―――今日、彼女が担当していた日課は、山菜採りである。
メイナは、この山と森が好きだった。

小鳥のさえずり、木々が風に揺れて奏でる音、様々な花々が織りなす幻想的な香り。
それらを感じてる時、メイナはとても幸せな気持ちになるのだ。


「はぁ~、なんかずっと此処で日向ぼっこしたい気分ですぅ~」


山菜採りを終え、木陰で休んでいたメイナが、やがてうつらうつらと
舟を漕ぎ始めた時に、その声がメイナの耳に届いた。


ギュゥウン(……て。)


「?」


何やら聞き慣れない声が聞こえた気がして、思わず目をぱちくりとする。

「…なんでしょう?」


何故かその声が気に掛かったメイナは辺りに耳を澄ませた。


ギュゥーーーン(助けて)


確かに聞こえたその声がしている方向へ、メイナは歩き出す。
弱っているのか、かぼそい声だった。


――――そして、メイナは出会ったのだ。
彼女の運命を変えてしまう存在に――――



次章に続く。

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