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- 敏速 -

そこは、繁華街、賑やかな街の一角。
入り組んだ建物の間の細い通路。

そこで、一人の少女が槍を持って立っている。

繁華街の中でも、大人の遊び場であるここには
不釣合いな、しかし、端正な顔をした美少女だ。

その少女、ミンレイは、何かを待ち構えているかのように
緊張していた。

それをほぐす為か、彼女は何度か深呼吸を繰り返す。

頭に浮かぶは、この日までに叩き込まれた姉弟子の教え。
その厳しい修行で、学んだコツである。

姉弟子曰く、あなたが望む期間内にフェイレンを全てにおいて
上回ることは不可能。

しかして、それでも、勝つ為の策は
倍速にあり、と、教えられた。

純粋な速さで、フェイレンを上回ることができなくても
彼女の倍以上動けばなんとかなる、という、根性論の好きなリンマオらしい
帰結であった。

それから、二年近く、逸る気持ちを抑えて
不可能に思える程の、厳しい修行を
しかし、姉弟子の期待通り、いやそれ以上の努力と根性によって
乗り越えてきた。

それでも、なお、ミンレイにとって
フェイレンに勝てるという確信を抱ける程にはなっていなかったが
これは、ミンレイが必要以上に、フェイレンを意識してることの顕れ。

気合で乗り越えろとは教えられても、容易ではない。

だが、この二年近くの修練の果てに、彼女が得た自信を
忘れてはならない、と言われ、勇気を振り絞って
この場に、立っている。

彼女が覗きこんでいる店は、フェイレンがよく出入りするという
酒場。

昔の彼女からは、考えられないほど大人びてるという噂。

想像を絶するが、事実かどうかは、もうまもなく
確認できる。

深呼吸で、一度は落ち着いた心が、少し逸る。
一筋の汗が、頬を流れた。

「フェイレンさん。 お疲れ様です」

!?

その瞬間、意識が飛びそうになった。

子分と思われる男たちに、軽く声をかける女性。
そう、フェイレンである。

であるのだが、一瞬錯覚を疑うほど
美しくなっていた。

自分と二歳程しか、年が離れてるとは思えないほど
大人びていて、そして、妖艶な色気まで感じられた。

そのかわりよう、驚くしかなかった。

「はっ!」

驚きのあまりに、よろけそうになるミンレイを
声が打つ、我に返る。

フェイレンがこちらに来る。

その一時、もう一度深く息を吸って、槍を強く握った。

「誰!? 目的があるのなら出てきなさい!!」

その剣幕に一瞬、体が強張ったが
ここまでくれば、姉弟子の言う通り
気合でなんとかするしかない。
(…為せば成る!)


「失礼。 私はミンレイと申す者。 フェイレン殿に頼みがあってきた」

思ったより落ち着いてきた。 一応、何度も、言う台詞を頭で反芻してきた甲斐があった。
姉弟子と話す時とは違い、同格の…対等な立場でフェイレンと向き合えと
リンマオに励まされたことが思い浮かぶ。

「頼み?」

いよいよ、目的を告げねばならない。
ここからは、真剣勝負だ。

「フェイレン殿と、槍で一騎打ちをさせて頂きたい」
「?!」

少し、落ち着いたお蔭で、フェイレンの驚きながらも
身構える動作が見えていた。

「わたしが、槍使いと知った上での申し出ね?」
「その通りだ」

表情もよく見える。

少しばかりの戸惑いと、狙い通り、槍勝負に対する
自信からの笑み。

「いいわ。 相手になってあげる。 得物は持ってるわね?」
「勿論。 貴女の槍も持ってきている」

そう言って、道場に置かれたままになっていた、フェイレンの獲物を
投げよこす。

「……」

その間に、どんな思いがあるのか
それは、彼女にしかわかるまい。

「私の持ってきた槍が不服なら、別の槍でも構わないが?」
「いいえ。 これでいいわ。 ありがと。 まさか、また持つことがあるとは夢にも思わなかったわ」

視線が交差し、お互い槍を構えて対峙する。

「では、尋常に…」
「いざ、勝負!」

積み上げた功夫は、まさにこの時の為。
自分の全てをぶつける気迫で
ミンレイは、戦いを開始した…。

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テーマ : オリジナル小説 - ジャンル : 小説・文学

tag : 三賢者物語

- 夢 -

愛弟子、ミンレイを鍛える為とはいえ
師から任された、弟弟子、妹弟子の合同修行の手を抜くことはできない。

道義的にもだが、リンマオの性格上、ありえない。

なら、どうするか?
既に、合同修行後の自主練で軽く見てあげることがままあったのを
自らの修練の時間を大幅に削ってでも、夜遅くまで
ミンレイに付き合ってやるしかあるまい。

しかし、彼女には、夢があった。

この道場の師範代になり、自分の地元に帰って
自分の道場を開くことである。


フェイエンの道場では、二種の師範代がいる。

フェイエンの血縁、つまり直系で、跡継ぎである者と。
各自、地元で、この流派の道場を開くことが許される者達である。

リンマオが師範代を目指してるのも、その為であり
これは、本人の夢が遠ざかることを意味してもいた。


それでも、リンマオに迷いはない。

それだけ、ミンレイに期待しているというのもあるが
そもそも、彼女が自分の道場を持ちたいと思っている理由は
自らの手で、人を、武人を育ててみたいという想いがあったからである。

自分の地元にも別の流派の道場があるが、残念ながら
ここの流派とは、質が違う。

リンマオ風に言うなら、気合と根性が足りんのだ。

自分の理想を体現する道場を築くことと、今愛弟子を育てることは
彼女にとっては、二律背反などではなく、同一の夢なのである。

道場の夢の実現が遅れることはよいこととは言えないが
将来、弟子を育てる師にならんとするリンマオにとって
このことは決して、遠い回り道ではないと、そう彼女は信じていたのである。


――そして、今夜も、愛弟子と向き合う時間がやってきた。


フェイレンを倒すといっても、ミンレイが望む比較的短い期間でそれを達成しようというなら
全ての基礎訓練を熟したうえで、達人に至る訓練に移る、通常の修行では
とても、間に合わない。

リンマオでも、フェイレンが、家出してからの時間が立てば立つ程
彼女の帰郷心が薄くなるであろうことはわかる。

居場所が、此処ではない、どこかに固定される前に
彼女をミンレイに振り向かせなければならない。

並大抵の訓練ではとても追いつけない。
道場を離れたといっても、フェイレンは、武術の才に愛された娘だ。

才能の点で、劣るミンレイが、その域に達する為には
生半可な修行では追いつけない。

では、どうするか?

フェイレンよりも、ミンレイが優れてる所を徹底的に鍛える。
具体的には、持久力と気の練成である。

リンマオの見たところ、ミンレイがフェイレンよりも伸びる可能性があるのが
その二点だ。

次に必要なものは瞬発力。

これは、どんなに鍛えても、フェイレンの域に達するのは難しいが
出来る限り近づけることができれば、ミンレイにも勝機は出てくるだろう…。


努力と根性が大好きなリンマオの合同修行では
落伍者がときたま出る程、彼女は厳しめだ。

それ以上の修練でも、臆することなく
愚痴ることなく、直向きにまっすぐに
取り組むことができる弟子は、そうはいない。

ミンレイは、今の今まで、自分の修行方針に異を唱えたことも
愚痴をこぼすこともせず、ひたすら、自分を信じて応えてくれていた。

この弟子ならば、あるいは、自分の理想を体現する
武人に育つかもしれない。


今夜も、リンマオの課した厳しい修練をこなしている
愛弟子を見つめる表情は厳しかったが
どこか、彼女の瞳の奥には、慈しむかのような
光が宿っていた…。

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テーマ : オリジナル小説 - ジャンル : 小説・文学

- 再起 -


更に、一週間が過ぎた。

ミンレイを心配した、同年代の弟子達の何人かは
ときどき、彼女の様子を見に来てくれていた。

彼女自身、このままではいけないという思いはあったが
心の傷は浅くはなかった。

そんなある日、街に遊びに出て行っていた知り合いから
フェイレンが、まだ、この街にいるらしいという話を聞かされた。

…またこの街にいる?

絶望に打ちひしがれたミンレイの心に微かな希望が湧いた。

しかし、実の父に破門された彼女がこの道場に
再び来ることはないだろう。

だが、ミンレイは、どうしても彼女に戻ってきてほしかった。

ならば、どうすればいいか?

師を説得する?

…残念ながら無理があるだろう。

そもそも、師に親心が十分にあったのなら
このようなことにはならなかっただろうし
フェイレンも、父に相談してたであろう。

フェイレンにお願いする?

これも残念ながら、無理だろう。
そもそも全てに絶望したからこその家出であり
その問題が解決されなければ、戻ろうとは思うまい。

なら、どうする? どうすればいい?
どうすれば、フェイレンは戻ってくる気になるであろうか?

ミンレイは考えた。
考えに考え、一晩を明かしてなお考えた。

どうすれば、どうすれば彼女は…。
ひたすら、考え抜いた末、ミンレイはあることを閃いた。

思い立ったが吉日とばかり、彼女は道場に走り向かっていった。


――リンマオは憂いていた。

自分に任された弟子の指導に手抜きはしなかったものの
ひっそりと目にかけていた、ミンレイが寝込んでるという。

最初、励ましに行くことも考えたが、他人に励まされて
再起したところで、本人のやる気が出なければ
修練の意味がない。

厳しいようだが、彼女の意思で再起することなくして
武術の道に戻ることはできないだろう…。

そうは思いながらも、やはりどこか心配していたリンマオに
声がかかった。

「リンマオさん!」
「…ん?」

声をかけてきたのは、心配していたミンレイ本人だった。

(おや? 目に光が戻っている)

「寝込んでいたと聞いていたけど、もういいの?」
「はい。 ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」
「戻ってきたのなら何よりね。 では、皆に…」
「リンマオさん、その前に、ご相談があります」
「相談? ちょっと待ってね。 …みんな! しばらく自主練するように」

そう皆に告げて、少し離れた部屋の椅子にリンマオは座ると
ミンレイに話を促した。

「リンマオさん、槍術を教えて下さい」
「槍術? またどうして? 物事には段階が…」
「フェイレンさん…フェイレンさんに戻って来てもらうにはこれしかないんです!」
「待った。 直情的過ぎて、話が見えない。 ちゃんと説明してご覧?」
「あ、すみません。 私、考えたんです。 フェイレンさんに戻って来て貰うにはどうすればいいのかを…」
「ん、それで?」
「フェイレンさんは誰よりも槍術が得意で、そして、槍を愛してたと思います」
「…ふむ」
「少なくとも同年代に並ぶものはいなかったし、それが、彼女の誇りでもあったと思います」
「その槍で、槍術で彼女を負かすことができれば、傷つけられた誇りを取り戻す為に
きっと道場に足を運んでくれると、そう考えました」
「なるほど。 確かに一理あるわね」
「では!?」
「しかし、わかっているの? 今のあなたがフェイレンを負かす為に、どれほどの修練が必要なのかを?」
「姉弟子のあたしから見ても、あなたとフェイレンの間にある修練の差は、とてつもなく大きい。
毎日、死ぬほど修練をしたとしても、到達できるかどうか…」
「……」
「それでも、やるのね?」
「…はい!」
「いい返事ね。 気に入ったわ。 よーし、ビシバシ行くから覚悟なさい!!」
「望むところです!」

正直、リンマオからすれば、それを達成することは
不可能に近いと思ったが、それだけの困難を乗り越えようとしている
自らの愛弟子に、どうして、無理などと言えようか。

そもそも、努力と根性が大好きなリンマオは
こういう無茶が嫌いではない。

若き日の自分を見るような思いを抱きながら
彼女は、愛弟子を鍛えることを決意した。


こうして、ミンレイの、新たなる挑戦の日々が始まったのである…。

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- 乱心 -


フェイレンが家出をしたという噂はまたとなく広まり
それが真実であることもまた、すぐに知れ渡った。

ミンレイは、最初、姉弟子から聞かされたとき
それを信じられないでいた。

すぐに飛び出して、道場をあちこち探しても、当然のごとくおらず
街に駆け出して、日が暮れるまで探し歩いても、そもそも彼女の居る場所を知らない
ミンレイには、見つけられるはずもなかったのだ。


彼女は、何か大きな穴が自分の中に生じた気がしていた。

フェイレンは、彼女の目指すべき頂であり、理想であった。
彼女の演武を見たからこそ、この道場に一人で住み込み、修業をすることを決意した。

ときたま、空いた時間に彼女を見ることが
唯一の楽しみだった。

彼女が真摯に修練する姿を見ていると胸がときめき
いつか、自分でもあのようになれるかもしれないと
そう思わせる何かをフェイレンは持っていた。

師の方針から、彼女と交流することはできなかったが
遠くから見ることができるだけでも、厳しい修業に耐えれる心の支えになっていた。


――その支え、ミンレイにとっての支柱たるフェイレンがいなくなった。

動揺した。
不安だった。
認められなかった。

実際のところ、フェイレンがいなくなっただけなのだ。
それ以外、何も変わったことはない。


ミンレイ同様、フェイレンに憧れ彼女を目指して修業を続けていた子達は
落胆はしたものの、数日もしないうちに、日常に戻っていった。

しかし、ミンレイだけは、心の動揺が収まらず
修業に身が入らず、姉弟子の叱責も、どこか遠いところから聞こえてくるようだった。


一か月を過ぎる頃になっても、彼女はフェイレンが去ったという事実を受け入れられず
かといって行方も知れず、彼女にできることといえば、ただただフェイレンが
道場に戻ってきてくれることを願い続ける他なかった。

そんな中、またも、信じられない話を
それも、フェイレンの父たる、フェイエンから聞かされることになる。

フェイレンを破門とし、従兄弟で兄弟子のフェイヤンを
後継者とすると発表したのである。


当初、彼女は、師が何を言ってるのかわからなかった。

自分の父は、厳しいところもあったが、そこには確かに彼女を思いやる
優しさも感じられる人であった。

彼女にとって、父とは、無条件に自分を愛してくれる存在だった。

だからこそ、信じられなかった。
勝手に家出をしたからといって、破門を決める親がいるなど
夢にも思わなかった。


だが、現実は無情であった。

フェイエンなりの愛情というものは、あったのかもしれないが
少なくとも、ミンレイからは、娘を突き放した物言いに聞こえた。

ミンレイは、そのことに衝撃を受けながらも、自分以上に
このことを深刻に考えて傷つくだろうフェイレンを想い、泣いた。


あまりにも深く傷つき、さすがに、修業もできなくなり
宿舎で寝て過ごすことになっても
頭に浮かぶのは、フェイレン、フェイレンのことだけだった。


――父たる、フェイエンに破門された以上、フェイレンはこの道場に戻ってはこないだろう。


それがわかるぐらいには、成長していた。
しかし、まだ未熟なその心は、救いを求めて彷徨い続けていた…。

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‐ 居場所 ‐


―――あれから、二年の月日が立った。

強いとはいっても、まだ年端も行かぬ少女だったフェイレンも
今や、立派な女性に成長しつつあった。

その一番の要因は、繁華街で生きてきた女性達の
手ほどきによるものだった。

あの義姐の言う通り、彼女たちは
フェイレンを妹として、娘として、一人の立派な女性に
育てる為に、働いてくれた。

まあ、そこに通う為の報酬はきっちり頂いていたのではあるが…。

「いや~、フェイレンのおかげで、ここ最近ずっと楽できて助かるよ」
「ほんと、フェイレン様様ね」
「まさか、男の相手をしなくても生活できるようになるとは夢にも思ってなかったよ」
「正直、私の、ここには無理やり連れてこられたの! 毎日、毎日、生きる為に男達の相手をするのが
辛いの…なんて、嘘を本気で信じるお人好しがこの世にいるとは思ってもいなかったわ」
「…もう、二年もたったのに、まだその話? 恥ずかしいからやめてってば…」

そう、この店にフェイレンが通うようになってから、ある日
そんなお涙頂戴なお話しを真に受けたフェイレンは
以前は、さほど、気にしてなかった報酬を積極的に受け取っては
この店の女性達に、貢いでいた過去があったりする。

最初こそ、一人ぐらいしか、相手ができなかったものを
出来る限り、多くの女性を救うのだと、他の組織との抗争にも
積極果敢に乗り出して、報酬を得、とうとう、最後には
この店の女性全員を、独り占めすることになった。

「あんまりにも、素直で、この子こんなんで生きていけるのかしら? なんて思ってたけれど
あたしらによる、薫陶のたまものってやつで、いい女に成長してくれて嬉しいよね~」
「あんたが、徳を語るたまかっての!」

あははは! なんて、話題にされるフェイレンは
かつての自分を思い返しては、恥ずかしさに
ぷるぷる震えるしまつだ…。

「その辺にしてやんな。 フェイレン困ってるじゃないか」
「そうそう、いつまでも昔の話をするのは、いい女のやることじゃないね」
「…ありがと」

などと、フェイレンを庇ってくれた女性に礼を言うフェイレン。
この二年で、彼女達は、友人のような関係になっていた。

親に事実上、捨てられたような境遇のフェイレンだったが
似たような境遇の女性達との交流が、彼女の傷を癒す切っ掛けになった。

そして、彼女が掲げた御旗に集う少年達と、日々
義侠の徒として、街の治安を守る活動が
多くの市民に評価され、彼女たちに礼を言う大人も多い。

それは、いたく傷つけられた彼女の自尊心を回復するのに
十分以上のモノになった。

心の傷が癒え、自尊心を回復できたフェイレンは
今の生活が、いたく気に入っていた。

それゆえに、こんな生活もわるくない、わたしの居場所はここなんだと
彼女は、思うようになっていた。

「そろそろ見回りがあるから。 義姐さんには、よろしく言っといて」
「あいよ~。 フェイレンも頑張ってね。 みんな応援してるから」
「うんうん。 そして一杯稼いで、もっと貢いで楽させてくれると姉さん嬉しいわ!」
「あんた、自分の欲望に素直過ぎ!」

きゃきゃ! などと、女性達特有の
煌びやかな会話を置き去りにして、フェイレンは
表情を改め、門の外に出ていく。

はたして、そこには、直立不動の姿勢で並び立つ
彼女の舎弟達、というより、彼女の親衛隊がいた。

かつては、フェイレンの影で、彼女に敵対する者達と
秘密裏に戦ってた彼らだが、組織での実権を握るにいたり
彼女の親衛隊であることを、隠さなくなっていた。

「フェイレンさん。 お疲れ様です」
「お迎えご苦労。 様子はどう?」
「はい。 お陰様で、この街は今夜も平穏を保ってます。 対立する組織はほぼ壊滅してますし
もう、この街で、敵はいないものと存じます」
「ふ~ん。 ま、平和なのはいいことね」
「いつもの見回りにゆくので?」
「ええ、弱きを助け、強きをくじくのが我らの使命。 敵がいようといまいとやることに変わりはないわ」
「はっ!」

今夜もいつもと変わらぬ見回り。
舎弟の言う通り、この街は、随分暮らしやすくなった。


せいぜい、酔っぱらいの喧嘩ぐらいが起きる事件だろう、と
そう思って舎弟を連れて見回りに出かけた彼女だが
しばらくして、ふと、近くに闘気を纏った視線を感じた。

舎弟はまだ気づいてないようだが、めざとく、その視線の在処を見定めると
一喝した。

「誰!? 目的があるのなら出てきなさい!!」

路地に立つ木の陰にいた者は、少し驚いた様子だったが
逃げるでもなく、堂々と姿を現した。

「失礼。 私はミンレイと申す者。 フェイレン殿に頼みがあってきた」
「頼み?」

聞き返しながら、ミンレイという名に聞き覚えがあったのを思い出す。

「フェイレン殿と、槍で一騎打ちをさせて頂きたい」
「?!」

フェイレンは驚いた。

彼女が強者であり、槍使いであることは
この街で広く知られてることだ。

勿論、目の前の女は、それを知ったうえで
「槍」で、自分に勝負を挑んできた、という事実と
そして、記憶にあるミンレイは、確か武術の才がない落ちこぼれという評判だったことから
そんなミンレイが、自分の得意とする槍術での勝負を挑んできたことに
素直に、驚いたのである。

「わたしが、槍使いと知った上での申し出ね?」
「その通りだ」

驚きの後に来たのは、ちょっとした好奇心。
そして、槍での勝負から逃げるわけにはいかないという自負だった。

「いいわ。 相手になってあげる。 得物は持ってるわね?」
「勿論。 貴女の槍も持ってきている」

そう言うや否や、ひょいと槍を放り投げてきた。
反射的に槍を掴み、そしてまたも驚いた。

それは、道場で、もっとも慣れ親しんだ
自分の槍に他ならなかった。

「……」
「私の持ってきた槍が不服なら、別の槍でも構わないが?」
「いいえ。 これでいいわ。 ありがと。 まさか、また持つことがあるとは夢にも思わなかったわ」

久しぶりの自分の槍を振ってみて、感触を味わいながら
かつての動きを確かめる。

そして、向き合った両者の視線が交差する…。

「では、尋常に…」
「いざ、勝負!」

――ふってわいたこの勝負の持つ意味を、またフェイレンは知る由もなかった…。

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‐ 人気 ‐

フェイレンが属することになったゴロツキの集団が
義侠を名乗ることにしたという噂はあっという間に
街中に広まった。

おおよその反応は、ゴロツキ達が懸念した通り
どうせ口だけの変化だろう、という感じだったが
この集団にいち早く参加を決める若者が続出したのは
フェイレンにとって驚くことであった。

父親の方針で同年代の友人がいなかった上
付き合いも禁じられていたので、彼女が知る由もなかったのだが
街一番の美少女との評判だった彼女は、男の子達の
人気の的だった。

フェイエンの方針で、彼女に近づく切っ掛けがなかっただけで
彼女の近くに居たかった若者は多かったのである。

完全な下心故の参加ではあったが
少なくない、同志が集まった(とフェイレンは思っている)ということに
彼女は少し、誇らしい気持ちになった。


その後、彼女の集団を潰そうと企む他のゴロツキの集団と縄張り争いを繰り返すうちに
別の集団から、彼女の強さと美しさに惹かれて、一人二人と抜け出してくる者が出てきて
三ヶ月もすると、街で一、二を争う大規模な集団へと変化していったのである。

その間も、フェイレンは義侠の徒としての活動を積極的に行い
また、それに賛同しない者への説得も続け、それを見てきた街の人からの
評判も少しずつ改善してきた。

フェイレンの属する集団の親分、ハオ・マは
実のところ、彼女の人気には注目しており
一見無茶な要求でも、ひょっとするとものになるかもしれない、という
打算があり、失敗すれば、彼女に責任を全て被らせてしまえば
自分達には、まったく損することがなかろうという思惑もあったのだが
事態は、彼の想像を超える方向に変わってきていた。

実際のところ、フェイレンを煙たがる者も少なくなかったのだが
彼女の知らないところで、彼女の信奉者となっていた若者達によって
親衛隊が結成。

彼女の意図に背く者を、物理的に排除することによって
組織の規律や結束を固めようとして
元から居た、ハオ・マ達とぶつかることが少なくなかった。

おまけに、急激な人間の流入を受け入れてきたせいで
ハオ・マ達の方が、組織では少数派になりつつあった。

こうなると、面白くないのは、ハオ・マの部下達であったが
実際、なんとかなってる状況を見て、彼らは不満を隠して
日和見を決め込むことにしていた。


この街、シャンセン地方で比較的大きなタイライは
実のところ、今まで治安がよくなかった。

それというのも、この街の役人が賄賂で私腹を肥やし
街の治安活動なんて、おざなりになっていたせいもある。

ゴロツキの集団が、あっちこっちに散在することになったのも
賄賂を受け取ることで、役人が黙認していたというのが大きい。

それでも、無法地帯にならずに済んでいたのは
ひとえに、フェイレンの父親である、フェイエンとその門下生の
存在が大きかったのである。

ただ、フェイエンは、政治にはあまり興味がなく
それほど熱心に街に関わることもなかった為
彼の縄張りに、ゴロツキ達が近づかないことで争わないという
暗黙の了解の元に保たれていた秩序であった。

そこに、フェイレン達が積極的に治安維持活動を行うことで
最初こそ、集団同士のぶつかり合いが発生していたが
最多の集団がフェイレン達に集約されるにつれ
争いが減り、街の治安もよくなりつつあった。

眉唾物として、彼らを見ていた街の人々も
目に見えて、治安が良くなっていく様子を見て
応援したり、用心棒として雇うなど、彼らの活動を支援する者も
出てきていた。

半年もすると、腰の重い街の有力者の中にもフェイレン達の活動を
評価し、支援を約束する者まで現れるほどであった。

この間、フェイレンは集団の纏め役として
東西南北に動きまわって、さすがに疲れを感じるようになってきていたのだが
彼女を熱烈に支持する若者達の熱気に押される形で
日夜、街の治安維持活動に励んでいた。


そんなある日、たまたま一人で街の見回りをしていたところ
よく見知った顔のゴロツキが一人二人、コソコソと路地裏に入っていくのを
目撃した。

仲間を疑うのは彼女の真意ではないが、集団のなかで
たまに、羽目を外しすぎる者もいるので
もしやと思い、彼らの後をついていくと
華やかな歓楽街に行き着いた。

はて? こんなところで彼らは何をしているのかと気になり
店に入ったとき、彼女は生まれて初めて見るものだらけで
びっくりして、固まっていた。

よく見ると華やかな服と装飾品で着飾った女性達と
男たちが酒を飲みながら語らってるのであった。

それだけでも、よくわからないことだったのだが
彼女を物理的にくらくらさせた一番の要因は
店の中に漂う、濃密な香の匂いである。

甘いような蕩けるような、そんな濃密な匂いにさらされながら
煌びやかな女性達を見ていると、より美しさが際立って見え
この世のものとも思えない感覚を味わっていた。

店の出口で呆然と突っ立っていたフェイレンを見つけ
近づく女性が一人。

「ん? なにこの青臭そうな娘は?」
「よく見たら、なかなか可愛いじゃないか。 ウチで働きたいのかい?」
「…あ、え」

店と女性達の雰囲気に飲まれ、上手くしゃべれないほど混乱してた彼女だったが
救いの主は、意外なところから現れた。

「あ~! フェイレンの姉貴じゃないっすか!?」

その少年は、最近集団に入ってきたヤンという少年だった。
お金に関することには目がなく、計算高い感じがイマイチ好きになれなかったのだが
右も左もわからないこんなところでは、彼の方が頼りになりそうに思えた。

少年の声に、周囲の女性達が興味を惹かれたようで
客そっちのけで、フェイレンの周囲に集まってきた。

危機を脱したと思ったら、さらなる危機に遭遇したような
えも言われぬ状況に目を白黒させていると…。

「おんや、この娘がフェイレンって奴なのかい? 随分と若いねぇ~」
「この子、すっぴんじゃない? 化粧の仕方も知らないのかな~」
「見てよ、この肌。 ああ、若い子っていいわね~、うらやましい」

などと、好き勝手にフェイレンを眺めて、ベタベタ肌に触って評する
綺麗な女性達にちやほやされて、慣れない彼女は
更なる混乱で、何もしゃべれず、なすがままだった。

救いの主かと思えたヤンといえば、そんなフェイレンの姿を
ニヤニヤしながら、眺めるだけである。

どうすればいいのかという混乱の場を
一喝して収める女性が現れた。

「こら! あんたたち!! 仕事をほっぽりだして何を考えてんだい!」
「ひえー、義姐さん怖いー」
「あはは、すみません~」

と、持ち場に戻る女性達。
ヤンといえば、そのまま女性とともに元の席に戻る始末。

「で? フェイレンとやらは、何しにこんなところにきたんだい? 女好きかい?」
「え、あの、その、そ、そういうわけではなくて、ですね、あの…」

などと、もごもご言いながら、何か助けになる人はいないかと
右左を交互に見る小動物みたいな動きをしていた彼女を見て
義姐さんと呼ばれた女性は、笑いをこぼした。

「いや~、なんて、初心な子なんだろうね~。 今時そんなに可愛い仕草ができる子ってそうはいないよ」
「え、え…」

そして、いきなり抱きしめられて、泡を吹きそうになったが
幸い、女性はすぐに彼女を離してくれた。

「で、さっきの質問の続きだけで、何しにきたんだい?」
「え、えと、実は、ま、街の見回りをしててですね…。 見知った人がコソコソと店に入っていくをみて
何だろうと思いまして…」
「そりゃまた、評判通りの出来た子だねぇ~。 あんなもん噂程じゃないと思ってたんだがあんたを見てたら
信じてみたくなったよ。 これも人徳って奴かねぇ~」
「そ、そんな、自分は全然、大したことなくていっぱいいっぱいで…」

などと、まごついてると、またこの女性は呵呵と大笑いした。

「いや~、生娘っていいもんだね。 男がいれあげるのも無理ないわ。 あたしのもんにしたいぐらい」
「え、えー!?」

冗談を本気にしたフェイレンはびっくりして、ずささっと、女性から離れた。
それを見て、女性はまた笑った。

「もう、いちいち可愛い子だね。 とって食ったりしないから、そんなにおびえなさんな~」
「……」

そうはいっても、怖いものを見るようなフェイレンの様子に
いじめたくなる気持ちを抑えて、女性は手招きした。

「怖がらないで、こっちにきなさいな。 いいこと教えてあげるから」
「い、いいこと?」

などと、おっかなびっくりな彼女の手を有無を言わさず掴むと
店の奥に引っ張っていかれてしまった。

「ここは、大人の男と大人の女の語らいの場。 ほんらいあんたのような可愛い子がくるところではないけれど
少しだけ、大人の女性ってものを教えてあげるよ」
「お、大人の女性…ですか?」
「そう。 大人の女性。 あんたも見ただろ、表の華やかな女を?」
「はい。 凄く綺麗でした」
「ははは! 正直な子は好きさ。 女って奴はね、着る服と化粧で化けるのさ」

そういうと、化粧室(フェイレンは知らなかったが)の椅子に彼女を座らせ
問答無用で、彼女の顔に化粧を施していった。

しばらくあと、化粧が終わったらしく、手鏡を渡されたフェイレンは
鏡をのぞき込んで、びっくりした。

「き、綺麗な女の子がいます!」
「ぷっ! なんだこの子は!! ほんとに、今時こんな子いないよほんと、あははは!」

などと爆笑した女性は、思う存分笑い終えると…。

「で、どうだい? 感想は?」
「正直、自分だとは思えません。 生まれて初めて化粧したのですけど、こんなに変わるものなんですか?」
「はぁ~。 あんたの親は化粧一つもさせてくれなかったのかい? 難儀な話だね~」
「そんな家の子なら、そういう反応も不思議じゃないんだろうね~」
「ま、さっきも言ったけど、化粧で女は化けるものさ」

手鏡をまたのぞき込んで、そこに映る綺麗な顔を見て
我がことながら、ドキドキしてしまう。

「今回は、特別に無料(ただ)で教えたけど、次からは客としてきな。 ウチの娘が手ほどきしてくれるだろうさ」
「…その手ほどきを受ければ、自分もあの人達みたいに綺麗になれるのですか?」
「ああ、なれる。 きっとね」

その後、二、三言葉を交わした後
フェイレンは、その場を後にした。

自分のまったく知らなかった世界を知ったみたいで
どぎまぎし、その夜は、興奮して眠りにつけなかったのであった…。

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‐ 義侠心 ‐

――五日が過ぎた。

驚くことに、ほぼ毎日、ゴロツキの親分が訪れ
フェイレンに頭を下げてきた。

最初は固辞していたフェイレンも
ここまで、礼を尽くされては迷わずにはおれなかった。

そんなとき、ふと、彼女の頭をよぎるものがあった。

まだ、迷いはあったが、彼女は一つの決断をすることにした。

「俺達ではなく街を助けると思って、一つ、決めてくれんか?」
「…わかりました」
「おお、受けてくれるのか?」
「ですが、条件があります」
「条件?」
「正義を重んじ、弱きを助け、強気をくじく。 弱者を助けることによってのみ報酬を得
違法なことはしないこと、です」
「お、お前、まさか、それは…」
「はい、ゴロツキをやめて、義侠の徒となること。 これが、私の出す条件です。 のんで頂けますか?」
「こいつは、たまげた! 絵空事のような英雄譚のように、俺達に義侠心を持てというのか?!」
「絵空事でしょうか? 私たちが現実にすることができるならば、それは夢物語ではなくなります」
「……」
「親分! いくらなんでもこれは子供の理屈ですぜ!」
「…くっ。 くっくく。 まさか義侠の徒なんていう夢物語を現実にしよう、などと
確かに子供らしいといえばそうだが、どうやら、本気らしいな…」
「しかし、できると思ってるのか? 俺達がいきなり義侠の徒となった、などと言ったところで
街の住民が役人が、信用してくれるとも?」
「義を重んじ、名誉を求めず。 我ら義侠の徒。 ただ義を示す者なり」
「ふん。 五騎伝の一説だな。 皇帝がこの地に至る前の、戦乱の世にあって、国にも宗にも部族にも頼らず
戦乱に苦しむ民衆を助けていた輩がいた。 人々は彼らを義の体現者。 義人と呼んだ、という伝奇」
「つまりは、誰が認めようと認めまいと見返りを求めず、弱きを助け、強きをくじけということか」
「はい」
「報酬がねぇんじゃ生きていけねぇぞ!」
「受け取ってはいけない、ということではありません。 あくまで人助けの結果、お礼を貰えることがあるなら
それで生活していく、ということです」
「そんなものは、絵に描いた餅だ! うまくいきっこねぇ!!」
「…まぁ、待て。 いいだろう。 できるかどうかわからんが、やるだけやってみる、ということはできる」
「そ、そんな!」
「いくらなんでもそれは無理ってもんですぜ!!」
「やる前からできねぇと言ってるんじゃ、何もできん。 こいつがどこまでやれるか、見てみるのも面白いだろうよ」
「いいだろう、その条件を飲もう。 だが、忘れるなよ? もしもの場合の責任はお前がとるのだということをな…」
「わかっています」
「それならいい。 用心棒…というよりは、この組織の頭のようにお前がしばらくは好きにやってみるがいい。
俺達は、お前を見ている」
「はい!」

フェイレンの頭をよぎったもの。
それは、かつて、読んだ五騎伝の英雄達の姿だった。

修行に明け暮れる日々にあって、唯一、父が買ってくれた本があった。

幼い頃は、それを何度も何度も飽きることもせず、読み返し
いつか、自分も、優れた義人になりたいと思っていた頃を
彼女は思い出していた。

ゴロツキに協力はできない。
しかし、彼らが義人になろうとするなら、自分も力を貸すことができる。

それが、子供ながらに、力を貸す理由を考え続けた
彼女が辿り着いた、答えだった…。

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