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- 敏速 -

そこは、繁華街、賑やかな街の一角。
入り組んだ建物の間の細い通路。

そこで、一人の少女が槍を持って立っている。

繁華街の中でも、大人の遊び場であるここには
不釣合いな、しかし、端正な顔をした美少女だ。

その少女、ミンレイは、何かを待ち構えているかのように
緊張していた。

それをほぐす為か、彼女は何度か深呼吸を繰り返す。

頭に浮かぶは、この日までに叩き込まれた姉弟子の教え。
その厳しい修行で、学んだコツである。

姉弟子曰く、あなたが望む期間内にフェイレンを全てにおいて
上回ることは不可能。

しかして、それでも、勝つ為の策は
倍速にあり、と、教えられた。

純粋な速さで、フェイレンを上回ることができなくても
彼女の倍以上動けばなんとかなる、という、根性論の好きなリンマオらしい
帰結であった。

それから、二年近く、逸る気持ちを抑えて
不可能に思える程の、厳しい修行を
しかし、姉弟子の期待通り、いやそれ以上の努力と根性によって
乗り越えてきた。

それでも、なお、ミンレイにとって
フェイレンに勝てるという確信を抱ける程にはなっていなかったが
これは、ミンレイが必要以上に、フェイレンを意識してることの顕れ。

気合で乗り越えろとは教えられても、容易ではない。

だが、この二年近くの修練の果てに、彼女が得た自信を
忘れてはならない、と言われ、勇気を振り絞って
この場に、立っている。

彼女が覗きこんでいる店は、フェイレンがよく出入りするという
酒場。

昔の彼女からは、考えられないほど大人びてるという噂。

想像を絶するが、事実かどうかは、もうまもなく
確認できる。

深呼吸で、一度は落ち着いた心が、少し逸る。
一筋の汗が、頬を流れた。

「フェイレンさん。 お疲れ様です」

!?

その瞬間、意識が飛びそうになった。

子分と思われる男たちに、軽く声をかける女性。
そう、フェイレンである。

であるのだが、一瞬錯覚を疑うほど
美しくなっていた。

自分と二歳程しか、年が離れてるとは思えないほど
大人びていて、そして、妖艶な色気まで感じられた。

そのかわりよう、驚くしかなかった。

「はっ!」

驚きのあまりに、よろけそうになるミンレイを
声が打つ、我に返る。

フェイレンがこちらに来る。

その一時、もう一度深く息を吸って、槍を強く握った。

「誰!? 目的があるのなら出てきなさい!!」

その剣幕に一瞬、体が強張ったが
ここまでくれば、姉弟子の言う通り
気合でなんとかするしかない。
(…為せば成る!)


「失礼。 私はミンレイと申す者。 フェイレン殿に頼みがあってきた」

思ったより落ち着いてきた。 一応、何度も、言う台詞を頭で反芻してきた甲斐があった。
姉弟子と話す時とは違い、同格の…対等な立場でフェイレンと向き合えと
リンマオに励まされたことが思い浮かぶ。

「頼み?」

いよいよ、目的を告げねばならない。
ここからは、真剣勝負だ。

「フェイレン殿と、槍で一騎打ちをさせて頂きたい」
「?!」

少し、落ち着いたお蔭で、フェイレンの驚きながらも
身構える動作が見えていた。

「わたしが、槍使いと知った上での申し出ね?」
「その通りだ」

表情もよく見える。

少しばかりの戸惑いと、狙い通り、槍勝負に対する
自信からの笑み。

「いいわ。 相手になってあげる。 得物は持ってるわね?」
「勿論。 貴女の槍も持ってきている」

そう言って、道場に置かれたままになっていた、フェイレンの獲物を
投げよこす。

「……」

その間に、どんな思いがあるのか
それは、彼女にしかわかるまい。

「私の持ってきた槍が不服なら、別の槍でも構わないが?」
「いいえ。 これでいいわ。 ありがと。 まさか、また持つことがあるとは夢にも思わなかったわ」

視線が交差し、お互い槍を構えて対峙する。

「では、尋常に…」
「いざ、勝負!」

積み上げた功夫は、まさにこの時の為。
自分の全てをぶつける気迫で
ミンレイは、戦いを開始した…。

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テーマ : オリジナル小説 - ジャンル : 小説・文学

tag : 三賢者物語

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