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‐ 人気 ‐

フェイレンが属することになったゴロツキの集団が
義侠を名乗ることにしたという噂はあっという間に
街中に広まった。

おおよその反応は、ゴロツキ達が懸念した通り
どうせ口だけの変化だろう、という感じだったが
この集団にいち早く参加を決める若者が続出したのは
フェイレンにとって驚くことであった。

父親の方針で同年代の友人がいなかった上
付き合いも禁じられていたので、彼女が知る由もなかったのだが
街一番の美少女との評判だった彼女は、男の子達の
人気の的だった。

フェイエンの方針で、彼女に近づく切っ掛けがなかっただけで
彼女の近くに居たかった若者は多かったのである。

完全な下心故の参加ではあったが
少なくない、同志が集まった(とフェイレンは思っている)ということに
彼女は少し、誇らしい気持ちになった。


その後、彼女の集団を潰そうと企む他のゴロツキの集団と縄張り争いを繰り返すうちに
別の集団から、彼女の強さと美しさに惹かれて、一人二人と抜け出してくる者が出てきて
三ヶ月もすると、街で一、二を争う大規模な集団へと変化していったのである。

その間も、フェイレンは義侠の徒としての活動を積極的に行い
また、それに賛同しない者への説得も続け、それを見てきた街の人からの
評判も少しずつ改善してきた。

フェイレンの属する集団の親分、ハオ・マは
実のところ、彼女の人気には注目しており
一見無茶な要求でも、ひょっとするとものになるかもしれない、という
打算があり、失敗すれば、彼女に責任を全て被らせてしまえば
自分達には、まったく損することがなかろうという思惑もあったのだが
事態は、彼の想像を超える方向に変わってきていた。

実際のところ、フェイレンを煙たがる者も少なくなかったのだが
彼女の知らないところで、彼女の信奉者となっていた若者達によって
親衛隊が結成。

彼女の意図に背く者を、物理的に排除することによって
組織の規律や結束を固めようとして
元から居た、ハオ・マ達とぶつかることが少なくなかった。

おまけに、急激な人間の流入を受け入れてきたせいで
ハオ・マ達の方が、組織では少数派になりつつあった。

こうなると、面白くないのは、ハオ・マの部下達であったが
実際、なんとかなってる状況を見て、彼らは不満を隠して
日和見を決め込むことにしていた。


この街、シャンセン地方で比較的大きなタイライは
実のところ、今まで治安がよくなかった。

それというのも、この街の役人が賄賂で私腹を肥やし
街の治安活動なんて、おざなりになっていたせいもある。

ゴロツキの集団が、あっちこっちに散在することになったのも
賄賂を受け取ることで、役人が黙認していたというのが大きい。

それでも、無法地帯にならずに済んでいたのは
ひとえに、フェイレンの父親である、フェイエンとその門下生の
存在が大きかったのである。

ただ、フェイエンは、政治にはあまり興味がなく
それほど熱心に街に関わることもなかった為
彼の縄張りに、ゴロツキ達が近づかないことで争わないという
暗黙の了解の元に保たれていた秩序であった。

そこに、フェイレン達が積極的に治安維持活動を行うことで
最初こそ、集団同士のぶつかり合いが発生していたが
最多の集団がフェイレン達に集約されるにつれ
争いが減り、街の治安もよくなりつつあった。

眉唾物として、彼らを見ていた街の人々も
目に見えて、治安が良くなっていく様子を見て
応援したり、用心棒として雇うなど、彼らの活動を支援する者も
出てきていた。

半年もすると、腰の重い街の有力者の中にもフェイレン達の活動を
評価し、支援を約束する者まで現れるほどであった。

この間、フェイレンは集団の纏め役として
東西南北に動きまわって、さすがに疲れを感じるようになってきていたのだが
彼女を熱烈に支持する若者達の熱気に押される形で
日夜、街の治安維持活動に励んでいた。


そんなある日、たまたま一人で街の見回りをしていたところ
よく見知った顔のゴロツキが一人二人、コソコソと路地裏に入っていくのを
目撃した。

仲間を疑うのは彼女の真意ではないが、集団のなかで
たまに、羽目を外しすぎる者もいるので
もしやと思い、彼らの後をついていくと
華やかな歓楽街に行き着いた。

はて? こんなところで彼らは何をしているのかと気になり
店に入ったとき、彼女は生まれて初めて見るものだらけで
びっくりして、固まっていた。

よく見ると華やかな服と装飾品で着飾った女性達と
男たちが酒を飲みながら語らってるのであった。

それだけでも、よくわからないことだったのだが
彼女を物理的にくらくらさせた一番の要因は
店の中に漂う、濃密な香の匂いである。

甘いような蕩けるような、そんな濃密な匂いにさらされながら
煌びやかな女性達を見ていると、より美しさが際立って見え
この世のものとも思えない感覚を味わっていた。

店の出口で呆然と突っ立っていたフェイレンを見つけ
近づく女性が一人。

「ん? なにこの青臭そうな娘は?」
「よく見たら、なかなか可愛いじゃないか。 ウチで働きたいのかい?」
「…あ、え」

店と女性達の雰囲気に飲まれ、上手くしゃべれないほど混乱してた彼女だったが
救いの主は、意外なところから現れた。

「あ~! フェイレンの姉貴じゃないっすか!?」

その少年は、最近集団に入ってきたヤンという少年だった。
お金に関することには目がなく、計算高い感じがイマイチ好きになれなかったのだが
右も左もわからないこんなところでは、彼の方が頼りになりそうに思えた。

少年の声に、周囲の女性達が興味を惹かれたようで
客そっちのけで、フェイレンの周囲に集まってきた。

危機を脱したと思ったら、さらなる危機に遭遇したような
えも言われぬ状況に目を白黒させていると…。

「おんや、この娘がフェイレンって奴なのかい? 随分と若いねぇ~」
「この子、すっぴんじゃない? 化粧の仕方も知らないのかな~」
「見てよ、この肌。 ああ、若い子っていいわね~、うらやましい」

などと、好き勝手にフェイレンを眺めて、ベタベタ肌に触って評する
綺麗な女性達にちやほやされて、慣れない彼女は
更なる混乱で、何もしゃべれず、なすがままだった。

救いの主かと思えたヤンといえば、そんなフェイレンの姿を
ニヤニヤしながら、眺めるだけである。

どうすればいいのかという混乱の場を
一喝して収める女性が現れた。

「こら! あんたたち!! 仕事をほっぽりだして何を考えてんだい!」
「ひえー、義姐さん怖いー」
「あはは、すみません~」

と、持ち場に戻る女性達。
ヤンといえば、そのまま女性とともに元の席に戻る始末。

「で? フェイレンとやらは、何しにこんなところにきたんだい? 女好きかい?」
「え、あの、その、そ、そういうわけではなくて、ですね、あの…」

などと、もごもご言いながら、何か助けになる人はいないかと
右左を交互に見る小動物みたいな動きをしていた彼女を見て
義姐さんと呼ばれた女性は、笑いをこぼした。

「いや~、なんて、初心な子なんだろうね~。 今時そんなに可愛い仕草ができる子ってそうはいないよ」
「え、え…」

そして、いきなり抱きしめられて、泡を吹きそうになったが
幸い、女性はすぐに彼女を離してくれた。

「で、さっきの質問の続きだけで、何しにきたんだい?」
「え、えと、実は、ま、街の見回りをしててですね…。 見知った人がコソコソと店に入っていくをみて
何だろうと思いまして…」
「そりゃまた、評判通りの出来た子だねぇ~。 あんなもん噂程じゃないと思ってたんだがあんたを見てたら
信じてみたくなったよ。 これも人徳って奴かねぇ~」
「そ、そんな、自分は全然、大したことなくていっぱいいっぱいで…」

などと、まごついてると、またこの女性は呵呵と大笑いした。

「いや~、生娘っていいもんだね。 男がいれあげるのも無理ないわ。 あたしのもんにしたいぐらい」
「え、えー!?」

冗談を本気にしたフェイレンはびっくりして、ずささっと、女性から離れた。
それを見て、女性はまた笑った。

「もう、いちいち可愛い子だね。 とって食ったりしないから、そんなにおびえなさんな~」
「……」

そうはいっても、怖いものを見るようなフェイレンの様子に
いじめたくなる気持ちを抑えて、女性は手招きした。

「怖がらないで、こっちにきなさいな。 いいこと教えてあげるから」
「い、いいこと?」

などと、おっかなびっくりな彼女の手を有無を言わさず掴むと
店の奥に引っ張っていかれてしまった。

「ここは、大人の男と大人の女の語らいの場。 ほんらいあんたのような可愛い子がくるところではないけれど
少しだけ、大人の女性ってものを教えてあげるよ」
「お、大人の女性…ですか?」
「そう。 大人の女性。 あんたも見ただろ、表の華やかな女を?」
「はい。 凄く綺麗でした」
「ははは! 正直な子は好きさ。 女って奴はね、着る服と化粧で化けるのさ」

そういうと、化粧室(フェイレンは知らなかったが)の椅子に彼女を座らせ
問答無用で、彼女の顔に化粧を施していった。

しばらくあと、化粧が終わったらしく、手鏡を渡されたフェイレンは
鏡をのぞき込んで、びっくりした。

「き、綺麗な女の子がいます!」
「ぷっ! なんだこの子は!! ほんとに、今時こんな子いないよほんと、あははは!」

などと爆笑した女性は、思う存分笑い終えると…。

「で、どうだい? 感想は?」
「正直、自分だとは思えません。 生まれて初めて化粧したのですけど、こんなに変わるものなんですか?」
「はぁ~。 あんたの親は化粧一つもさせてくれなかったのかい? 難儀な話だね~」
「そんな家の子なら、そういう反応も不思議じゃないんだろうね~」
「ま、さっきも言ったけど、化粧で女は化けるものさ」

手鏡をまたのぞき込んで、そこに映る綺麗な顔を見て
我がことながら、ドキドキしてしまう。

「今回は、特別に無料(ただ)で教えたけど、次からは客としてきな。 ウチの娘が手ほどきしてくれるだろうさ」
「…その手ほどきを受ければ、自分もあの人達みたいに綺麗になれるのですか?」
「ああ、なれる。 きっとね」

その後、二、三言葉を交わした後
フェイレンは、その場を後にした。

自分のまったく知らなかった世界を知ったみたいで
どぎまぎし、その夜は、興奮して眠りにつけなかったのであった…。
【後書きもどき】

大人の階段昇る~♪
などという歌が思い浮かぶような回でしたが
いかがでしたでしょうか?

これまでのフェイレンは、年頃の正義感の強い娘って感じでしたが
ここで、初めて、大人の女性、煌びやかな夜の世界を
知ることになります。

武術一辺倒の人生を過ごしてきた彼女にとって
いわゆる、カルチャーショックな出来事だったわけです。

ここでの経験が、後々のフェイレンを形作る一助になるとは
この頃の彼女には、わからない未来の出来事だったりします。

彼女が、今後、どんな成長(変化)をしていくのか
楽しみにして頂けたら、親として何よりでございます。

あ、そうそう、思ったより書くのに時間がかかった為に
日付が変わってしまい、ひと月に一つのペースが
崩れてしまいました(汗

ま、まあ、でも基本的には今まで以上のペースで
書いて、年末までに、完結することを目標に
頑張りますので、どうか、応援をよろしくお願いします!
(2016/07/01付)


【追記】

この記事に、拍手クリックを頂きました。
拍手クリック、どうも、ありがとうございます!
(2016/07/01付)

新たに、この記事に拍手クリックを頂きました。
拍手クリック、感謝致します。
(2016/07/01付)

更に、新たに、この記事に拍手クリックを頂きました。
拍手クリック、有り難く存じます。
(2016/07/03付)

本文の一部を修正&削除しました。
(2016/07/09付)

テーマ : オリジナル小説 - ジャンル : 小説・文学

 

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