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‐ 居場所 ‐


―――あれから、二年の月日が立った。

強いとはいっても、まだ年端も行かぬ少女だったフェイレンも
今や、立派な女性に成長しつつあった。

その一番の要因は、繁華街で生きてきた女性達の
手ほどきによるものだった。

あの義姐の言う通り、彼女たちは
フェイレンを妹として、娘として、一人の立派な女性に
育てる為に、働いてくれた。

まあ、そこに通う為の報酬はきっちり頂いていたのではあるが…。

「いや~、フェイレンのおかげで、ここ最近ずっと楽できて助かるよ」
「ほんと、フェイレン様様ね」
「まさか、男の相手をしなくても生活できるようになるとは夢にも思ってなかったよ」
「正直、私の、ここには無理やり連れてこられたの! 毎日、毎日、生きる為に男達の相手をするのが
辛いの…なんて、嘘を本気で信じるお人好しがこの世にいるとは思ってもいなかったわ」
「…もう、二年もたったのに、まだその話? 恥ずかしいからやめてってば…」

そう、この店にフェイレンが通うようになってから、ある日
そんなお涙頂戴なお話しを真に受けたフェイレンは
以前は、さほど、気にしてなかった報酬を積極的に受け取っては
この店の女性達に、貢いでいた過去があったりする。

最初こそ、一人ぐらいしか、相手ができなかったものを
出来る限り、多くの女性を救うのだと、他の組織との抗争にも
積極果敢に乗り出して、報酬を得、とうとう、最後には
この店の女性全員を、独り占めすることになった。

「あんまりにも、素直で、この子こんなんで生きていけるのかしら? なんて思ってたけれど
あたしらによる、薫陶のたまものってやつで、いい女に成長してくれて嬉しいよね~」
「あんたが、徳を語るたまかっての!」

あははは! なんて、話題にされるフェイレンは
かつての自分を思い返しては、恥ずかしさに
ぷるぷる震えるしまつだ…。

「その辺にしてやんな。 フェイレン困ってるじゃないか」
「そうそう、いつまでも昔の話をするのは、いい女のやることじゃないね」
「…ありがと」

などと、フェイレンを庇ってくれた女性に礼を言うフェイレン。
この二年で、彼女達は、友人のような関係になっていた。

親に事実上、捨てられたような境遇のフェイレンだったが
似たような境遇の女性達との交流が、彼女の傷を癒す切っ掛けになった。

そして、彼女が掲げた御旗に集う少年達と、日々
義侠の徒として、街の治安を守る活動が
多くの市民に評価され、彼女たちに礼を言う大人も多い。

それは、いたく傷つけられた彼女の自尊心を回復するのに
十分以上のモノになった。

心の傷が癒え、自尊心を回復できたフェイレンは
今の生活が、いたく気に入っていた。

それゆえに、こんな生活もわるくない、わたしの居場所はここなんだと
彼女は、思うようになっていた。

「そろそろ見回りがあるから。 義姐さんには、よろしく言っといて」
「あいよ~。 フェイレンも頑張ってね。 みんな応援してるから」
「うんうん。 そして一杯稼いで、もっと貢いで楽させてくれると姉さん嬉しいわ!」
「あんた、自分の欲望に素直過ぎ!」

きゃきゃ! などと、女性達特有の
煌びやかな会話を置き去りにして、フェイレンは
表情を改め、門の外に出ていく。

はたして、そこには、直立不動の姿勢で並び立つ
彼女の舎弟達、というより、彼女の親衛隊がいた。

かつては、フェイレンの影で、彼女に敵対する者達と
秘密裏に戦ってた彼らだが、組織での実権を握るにいたり
彼女の親衛隊であることを、隠さなくなっていた。

「フェイレンさん。 お疲れ様です」
「お迎えご苦労。 様子はどう?」
「はい。 お陰様で、この街は今夜も平穏を保ってます。 対立する組織はほぼ壊滅してますし
もう、この街で、敵はいないものと存じます」
「ふ~ん。 ま、平和なのはいいことね」
「いつもの見回りにゆくので?」
「ええ、弱きを助け、強きをくじくのが我らの使命。 敵がいようといまいとやることに変わりはないわ」
「はっ!」

今夜もいつもと変わらぬ見回り。
舎弟の言う通り、この街は、随分暮らしやすくなった。


せいぜい、酔っぱらいの喧嘩ぐらいが起きる事件だろう、と
そう思って舎弟を連れて見回りに出かけた彼女だが
しばらくして、ふと、近くに闘気を纏った視線を感じた。

舎弟はまだ気づいてないようだが、めざとく、その視線の在処を見定めると
一喝した。

「誰!? 目的があるのなら出てきなさい!!」

路地に立つ木の陰にいた者は、少し驚いた様子だったが
逃げるでもなく、堂々と姿を現した。

「失礼。 私はミンレイと申す者。 フェイレン殿に頼みがあってきた」
「頼み?」

聞き返しながら、ミンレイという名に聞き覚えがあったのを思い出す。

「フェイレン殿と、槍で一騎打ちをさせて頂きたい」
「?!」

フェイレンは驚いた。

彼女が強者であり、槍使いであることは
この街で広く知られてることだ。

勿論、目の前の女は、それを知ったうえで
「槍」で、自分に勝負を挑んできた、という事実と
そして、記憶にあるミンレイは、確か武術の才がない落ちこぼれという評判だったことから
そんなミンレイが、自分の得意とする槍術での勝負を挑んできたことに
素直に、驚いたのである。

「わたしが、槍使いと知った上での申し出ね?」
「その通りだ」

驚きの後に来たのは、ちょっとした好奇心。
そして、槍での勝負から逃げるわけにはいかないという自負だった。

「いいわ。 相手になってあげる。 得物は持ってるわね?」
「勿論。 貴女の槍も持ってきている」

そう言うや否や、ひょいと槍を放り投げてきた。
反射的に槍を掴み、そしてまたも驚いた。

それは、道場で、もっとも慣れ親しんだ
自分の槍に他ならなかった。

「……」
「私の持ってきた槍が不服なら、別の槍でも構わないが?」
「いいえ。 これでいいわ。 ありがと。 まさか、また持つことがあるとは夢にも思わなかったわ」

久しぶりの自分の槍を振ってみて、感触を味わいながら
かつての動きを確かめる。

そして、向き合った両者の視線が交差する…。

「では、尋常に…」
「いざ、勝負!」

――ふってわいたこの勝負の持つ意味を、またフェイレンは知る由もなかった…。 【後書きもどき】

またしても、時間をオーバーしてしまいました、すみません!(ジャンピング土下座!)

タイトルに、ミンレイとフェイレンとあるのに、なんで最近フェイレンばっかなんだ? と
疑問に思った方、お待たせしました。

ようやく、次章から、またミンレイ側の話に戻ります。

彼女が何故、フェイレンに槍の勝負を挑んだのか
その想いについて、次章で語られることになります。

この勝敗の結果が、彼女達の運命を変えることになるとは
勝負を挑んだミンレイでさえ、今は知らぬこと。

ぜひとも、その行方を、楽しみにして頂ければ
幸いでございます。

では、また次章にて
皆様にお会いできることを
楽しみにしてます。
(2016/08/01付)


【追記】

本文の一部に、修正&追記を加えました。
(2016/08/01付)

この記事に、拍手クリックを頂きました。
拍手クリック、どうも、ありがとうございます。
(2016/06/01付)

サブタイトルをつけ忘れてましたので
追加しました。
(2016/08/01付)

新たに、この記事に拍手クリックを頂きました。
拍手クリック、心より感謝致します。
(2016/08/05付

テーマ : オリジナル小説 - ジャンル : 小説・文学

 

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